花陽浴飲み比べ
今や市場では入手困難になっている埼玉・羽生の銘酒「花陽浴(はなあび)」を4種類飲み比べする機会に恵まれたので、ここにそれぞれの飲んだ印象を走り書きではあるが備忘録として記す。
(あとで個別に記事として書く予定)
まず総括した感想を述べると、それぞれ使用している酒米の種類が異なり、酒米の種類によってこんなに風味・味わいが違うのかと感動した。
(もちろん、それぞれ精米歩合・醸し方が異なるので一概に「酒米が違うだけ」と厳密には言えないのは承知の上だが)
あと当然ながら、どれも味・香りともに洗練されていてハイレベル。香りはそれぞれ異なるが開けた瞬間に華やかな吟醸香が立っていたのは共通している。
以下、番号は左から数えたものとする。
(1)
酒米は美山錦。
シャープな味わい、冷やすとより一層シャープさが際立つ。甘さより重さ・苦味を感じた。
(2)
酒米は備前雄町。
飲み比べた4種類の中では一番香りと酸味が強く、尖っていて印象に残る味わい。
(3)
酒米は八反錦。
生原酒ならではのずっしりくる重さ、香りも華やか。
(4)